【シヌへの物語1】
この世の中には失われた言語が数多く存在します。
日本でも国頭語、アイヌ語、与那国語など多くの言語が消滅の危機に瀕しています。
これらを復活させることで、当時の人々の生活を知ることができます。
5000年前の人間の生活とはどのようなものだったのでしょう。
知れたらすごいですよね。
→実は知れるんです!!!
なぜ知れるのかって?
→実は、フランス人のフランソワ=シャンポリオン氏(1790年〜1832年)が
これによってエジプトの壁画などが読めるようになりました!
しかし、そんな象形文字、私たちの生活とは程遠く、知る機会なんてないでしょ??
と思っているあなたのために、このブログを書くことにしました。
→なんと面白いことに、古代エジプトでは物語が語られ、それが現存しているので、その物語の一つ『シヌへの物語』を読んでいきたいと思います。
いや、なんだその『シヌへ』って!
→5000年前のエジプト人の名前です。こんな名前をしていたんですね。
いや、名前なのはわかったけど、こいつ誰?
→高官なんです。王子センウセレトに仕える忠実な高官の物語なんですね。
ちょっと待った。王子センウセレトは誰???
→エジプト第12王朝の創始者アメンエムハト1世の息子です。
ちなみにピラミッドで有名なクフ王は第4王朝(紀元前2500年ごろ)、マスクで有名なツタンカーメンは第18王朝(紀元前1333年ごろ)なので、その間です。
まぁ、前提知識として、こんな感じにしておいて、次の章から早速物語を読んでみますか!!!